嫌われ松子の一生

嫌われ松子の一生 公式Webサイト
http://kiraware.goo.ne.jp/index.html

過剰なまでに装飾的で、おかしいまでに不幸。
演出やらCGやらで派手派手だけど、現代では珍しくまっとうに物語をしっかりと描くタイプの監督だよね。現代なりの「大きな物語」の描写に成功している気がする。
下妻物語」では「女同士の友情」を、「嫌われ松子の一生」では[愛と破滅」を。
それでここまで派手でカオスだから、臆面もなくくさい演出もできてしまう。加速度的なまでに「大きな物語」をより過激に演出できてしまう。
音楽界でいうクイーンかMUSEか、この人は。

この監督の作品はもっと見てみたいなぁ。
で、この映画は軽くトラウマになりそうなほど痛いのでこの次はスカッとするようなハッピーな物語を作って欲しいなぁ。