「ペンギンの憂鬱」アンドレイ・クルコフ

ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)

ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)

まず表紙が素晴らしい!表紙に反応した人はぜひ読むべき。
存在感のあるペンギン、ひかえめで愛らしい少女、素朴な主人公。
殺伐としたソ連崩壊後のウクライナで擬似家族的に生きる。
内容は暗くショッキングだが、穏やかな人物描写で淡々と描かれる生活風景に、最後まで読まされてしまう魅力を持った小説だった。