「バタフライ・エフェクト」

先週に引き続き今週も映画を見に行ったよ。前から見たくてやっと行った。最近、映画づいてるな。
記憶が時々途切れる症状を持つ主人公。あるとき主人公は、日記を読むことで記憶が途切れた時点へ戻り、過去を変えることができる能力が自分にあることに気付く。幼なじみを幸せにするために、主人公は過去へと戻っていく。しかし、過去を変えるたびに誰かが不幸せな現在になってしまう。改変のたびに現在はひどくなり、主人公は最後にある行動を選ぶことにする。
動物虐待や児童ポルノなど重い題材も描きつつ、登場人物たちの運命も残酷でダークな印象。でもストーリーや演出がうまくて、そのやるせなさがとても活きてる。
タイトルのバタフライ・エフェクトとは、「蝶が羽ばたくと地球の裏側で台風が起こる」。つまり、最初のちょっとした違いが後に大きな違いを生み出す、というカオス理論の言葉。ボクたちのすることが、未来においてどのような結果をもたらすか。それを完全に予想する手立てはないんだよね。
結果が予想できない以上、ボクたちはその場その場で自分が納得できる行動をとっていくことしか出来ない。そして、過去を変える手立てを持たないボクたちにとって後悔とは、現状への不満でしかない。あのときああすればよかった、ではなくてこれからどうするか、って生きていきたいな。

バタフライ・エフェクト 公式サイト
http://www.butterflyeffect.jp/

それから主題歌がとってもいい。OASISの「ストップ・クライング・ユア・ハート・アウト」。やっぱりOASISのバラードは泣けるやね。

ヒーザン・ケミストリー

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